
4月に入り、いよいよ春本番。
草花が芽吹き、風が心地よく、過ごしやすい気候になって参りました。
4月をイメージするものといえば、桜を思い浮かべる方も多いのではないのでしょうか?
今回は桜についてお話ししていきます。
◆桜とは?
弊社公式YouTubeでも桜前立の兜のショート動画を公開しました。
是非下のボタンを押してご覧ください。
桜とはバラ科、サクラ亜科、サクラ属の落葉高木または低木の樹木です。
主に3月から4月にかけて白や薄紅色、桃色と様々な色の花を咲かせ、
変種も含めると200種類以上もあります。
国花の一つとしても愛されており、まさに日本を代表する花とも言えます。
国花(こっか)とは、その国民に最も愛好されその国の象徴とされる花のこと。
日本では法律で定められている訳ではなく、慣習的に国花とされているようです。
桜の他には、菊も国花とされています。
桜と日本人の関係はとても長く、弥生時代まで遡ります。
桜は厳しい冬が終わり暖かくなる春に花をつけることから、穀物の神が宿る木として祀られるようになりました。
また桜の開花時期で、田畑の農作業を始めていたとも言われています。
◆お花見の花といえば…?
桜にまつわるものとして、お花見をイメージする方も多いかと思います。
現代のお花見と言えば桜ですが、実は鑑賞するのは梅のほうが早く始まったと言われています。

奈良時代、宮中や貴族の行事として花を愛でながら酒宴を開く、現代のお花見の原型がつくられました。
このとき愛でられていたのは、大陸から伝わった梅でした。
中国の文化を積極的に取り入れていた時代背景と梅の良い香りが貴族の間で人気となり、観賞する習慣が生まれました。
◆川沿いに桜が多いのはなぜ?
全国各地に桜の名所とされる場所があり、その中には川沿いに生える桜並木も多く存在します。
川沿いに多く植えられているのには理由があります。

昔は大雨が降ると川が氾濫しやすく、土手が決壊することもしばしばありました。
現代のように土地基盤がしっかり整っていなかった時代。当時の人々はどうすれば土手が決壊しないのかを考えました。
そこで川沿いに桜を植え、花見客に土手を踏ませることで
強固な地盤を築き災害対策をしました。
※桜の木の根自体は踏み固めに大変弱いため、むやみに踏みつけないようにしましょう。
咲いている間はもちろんのこと、散り際までも美しい桜を存分に楽しんでください。
最後までご覧いただきありがとうございました。