紫陽花について

6月に突入し、関東でも梅雨入りをしました。

空気も湿気を帯びてきて、蒸し暑い日が続きますね。

本日は梅雨にちなんで紫陽花についてお話ししていきたいと思います。

1分ほどでサクッと読める内容ですので、是非最後までお楽しみください。

◆あじさいってどんな花?

ブログに入る前に、ギャラリーでは紫陽花をテーマに制作した兜を掲載しております。

また、先日YouTubeショートでも動画を公開いたしました。

凛とした美しい佇まいの紫陽花の兜を是非ご覧ください。

紫陽花(あじさい)とは、ユキノシタ科に属する落葉低木で、主に6月から7月の梅雨の時期に花を咲かせる植物です。

花の色はピンクや紫、青や白など色鮮やかなものが多いのも特徴です。

原産地はなんと日本。元々ガクアジサイという種類のものが自生しており、

それが中国やシルクロードを渡りヨーロッパへと伝わりました。

品種改良も盛んに行われ、時を経て大正時代頃に逆輸入という形で日本に伝わりました。

ちなみに紫陽花は「小さな花たちが集まって半球体の形をしている」ように見えます

この小さな花のように見える四角いものは、装飾花(そうしょくか)ガクと呼ばれるものなのです。

種類にもよりますが、ガクの中心にある丸い点や、半球体の真ん中に集合しているつぶつぶとした部分が花になります。

◆青色やピンクになる理由は?

紫陽花は鮮やかな色の花を咲かすのには理由があります。

紫陽花は土の酸性度によって色が変化します。

これは紫陽花に含まれる色素にアントシアニンというアルミニウムと結合すると青くなる性質があるためなんだそうです。

つまり酸性の土壌では青や紫に変化し、アルカリ性の土壌ではピンクや赤が強くなる傾向があります。

「理科の実験でリトマス試験紙を使用したときは、酸性で赤になったよなぁ。」と思ったそこのあなた。

素晴らしい!かなり鋭いです!

リトマス紙はアゾリトミンという酸性で赤色になる、紫陽花とは全く別の性質をもっています。

こちらは皆さんご存じのように、酸性で赤色に、アルカリ性で青色に変化します。

なので、紫陽花もリトマス紙も色は変化するけど結果は逆と覚えておきましょう。

◆白色のあじさいは?

紫陽花は土壌が酸性だと青や紫、アルカリ性だとピンクや赤になる性質があるとお話ししました。

では白い紫陽花を咲かせたい場合は、中性の土壌で育てるのでしょうか?

実はアナベルなどの白い紫陽花は、花びらに色素を持たない品種なのだそうです。

なので土壌の状態にかかわらず、美しい白い紫陽花が咲きます。

ジトジトとした気候が続きますが、紫陽花で癒やされて晴れやかな気持ちでお過ごし下さい。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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